『みんな大好きお正月』

こんにちは。
青山不動スタッフでございます。
時が経つのは早いもので、もう今年もあと2日ですね。
もういくつ寝るとお正月~♪
ということで、本日は『みんな大好きお正月』と題しまして、
お正月にまつわる鐔の図柄を紹介していけたらなと思います。
鐔の図柄は主に絵風のものと文様に分かれます。
中でも私はたくさんのデザインがある絵風な鐔が好きで、こんなものも図柄にあるのだと発見することが楽しいです。
本日は、鐔・小道具画題辞典という本からお正月にまつわる図柄をみていきます。
まずは、獅子舞。
今では頻繁に見ることは少なくなりましたが、江戸時代には盛んで、正月やお目出度い日に各家の門口に獅子を被った門付芸人がやってきて、悪霊退散と盛運を祈り迎えるために舞っていたようです。
私も小さいころ、通っていた幼稚園に毎年獅子舞が来ていて、泣きながら逃げ回ったものです。
さあ、どんどん見ていきましょう。
お次は、蝦(海老)。
飾り海老として正月の必需品でありますが、長生きを祝い、長寿を願う心を込めて、飾り海老を使うようになりました。
突然ですが、問題です。
どうして海老は長寿の象徴であるのでしょうか。
A. 腰が曲がった海老と老人の腰の曲がった様子、また長いひげを老人になぞらえたところから。
着眼点が素晴らしいですね。
最後に、一富士二鷹三茄子。
初夢で見ると縁起が良いとされるものとして有名ですよね。
私は一度も茄子の夢を見たことがないのですが(どうやったら見られるのだろう)、何か成し遂げられるように、来年は頑張って茄子の夢をみたいと思います!
他には漫才の元であるという万歳など、現代にはあまり馴染みがない図柄もあるようです。
お正月モチーフの鐔を見ながら、お正月を楽しみにしていた武士もいたのでしょうか。
最後になりますが、
本年中は格別のお引き立てを賜り、誠に有り難く厚く御礼申し上げます。
来る年の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。
みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。
それでは、また次回!