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【刀剣、鎧、兜、小道具】青山不動

2021/01/06

『日本刀の種類~脇差編』

忠廣

こんにちは。

青山不動スタッフでございます。

 

新春のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございました。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 

早速ですが、本日は『日本刀の種類~脇差編』と題しまして、語っていきたいと思います。

 

みなさんは脇差って聞いたことがありますか?

私は意識的にこれだ、と知っていたわけではなく、なんとなく、ぼんやりと知っていたような気がします。

短い刀だっけ?という印象を持っていました。

 

早速脇差とはなにか、見ていきましょう。

 

まず漢字表記ですが、脇差、または脇指とも書きます。

ここでは脇差、でいきましょう。

 

長さは30cm以上60cm未満と決められているようです。

打刀の長さの定義が60cm以上ということは、私の無意識の印象は合っていたようですね。

 

江戸時代には大刀(だいとう)と小刀(しょうとう)、二つの刀を携帯することが定められ、本差の大刀に対し、脇差の小刀、つまり打刀と脇差を帯に差していました。

本差とはメインの刀で、その刀がダメになった時のサブが脇差というところでしょうか。

 

また、脇差は武士だけでなく、町人も携帯することを許されていました。

なんでも護身用だったようで、それを考えると今は何て平和な世の中なのだと、有難みを感じますね。

 

さてピースな気分で和んでいるところですが、事件です!(イメージは阿部リポーター)

現存する脇差の中に、片手打ちが紛れているとのニュースが飛び込んできました。

(茶番にお付き合いください)

 

片手打ちとはその名の通り、片手で打つ刀なのですが、なぜ脇差として身分を偽っているのか、そもそもなぜ片手打ちが生まれたのか、見ていきましょう。

 

騎乗戦から徒歩戦へと時代は変わっていった頃の話。

徒歩でも使いやすいように刀は徐々に短くなり、片手で刀を使うようになります。

身軽かつ実用的に戦う上で、最善の武器であったと考えられます。

 

 その中で、打刀を短くした片手打ちもあれば、室町時代後期には、片手打ち用に作られた刀も誕生しました。

当時の片手打ちは、長さ二尺一寸前後に作られたようですが、なかには更に短く作られた片手打ちもありました。

 

現存の茎が短い打刀は(茎が短いのは、片手で扱いやすいようにとの理由から)、

片手打ちとして使用されていた可能性が高いと言えます。

また現在の脇差は長さの定義が30cm以上60cm未満ということで、当時片手打ちとして作られたものが脇差としてお店に展示されていることがあるようです。

 

なるほど。片手打ちが紛れているというより、現在ではそう分類されてしまっているだけなのですね。

一概に長さだけでは、刀の分類が難しいと言われる理由が分かる気がしました。

 

以上、青山不動からお伝えしました。

今までの『日本刀の種類』シリーズはこちらからぜひご覧ください→刀剣の基礎知識

それでは、また次回『日本刀の種類~短刀編』でお会いしましょう!