『刀の抜き差し練習』

こんにちは。
青山不動スタッフでございます。
本日は『刀の抜き差し練習』と題しまして、語っていきたいと思います。
先日、私もいずれ刀の取り扱いができるようにと、刀の抜き差し練習を店主監督のもと、開始いたしました。(わーい)
刀の抜き方、納め方。
刀の刃の向きに注意
一度、店主が抜き差しするのを見て習い、いざ実践!
まず、鞘袋から出して、白鞘を持ったのですが、早速注意の声が。
店主 「刃の向きはどうだっけ?」
私 「…あっ、すみません、すみません、お許しください、本当にすみません。」(フィクションです。店主はとてもお優しい方です。)
刃を上にして持ち、抜く。
これまでにも何度か練習していたのですが、刀を前に緊張気味の私は、早速間違えてしまいました。
(人は失敗から学びます)
気を取り直して、刃を上にして鞘を床と平行に真っ直ぐに構えます。
刀を抜く
そして、実際に刀を抜くのですが、左手で刀身部分の方を、右手で柄部分の方を持ちます。
この時に左手の手首に右手の親指をかけ、押し出す形で刀を抜いていきます。
このことを「鯉口を切る」と言うのだそう。
そして右肩を後ろに引くようにして、反対に、左手を真っ直ぐ前に出すような形で、刀を鞘から抜いていきます。
(その際、どこまで抜いていけば良いか、まだ刀の長さの感覚が掴めていないので、分からなくなりました。)
そして、先まで抜いていったら、左手で持つ鞘を下方向に90度曲げるように、また、右手で持つ刀を少し上に持ち上げるように、そっと鞘と刀を引き離します。
(この時、刀が重く感じ、びっくりしました)
これにて、無事抜き終わりです。(拍手)
もちろんこれで終わりではなく、また、鞘に戻さないといけません。
刃を鞘に納める
戻すのは、本当に逆再生のように同じ動作を抜く時とは逆方向にするのみです。
切先に鞘をあて、鞘を起こし、刀を鞘に差していきます。
その際、鞘には刀の通る道がすでにあるのですが、その軌道に沿ってスーッと刀が鞘に納められていく感覚は、とても心地が良いものでした。
鞘袋へと戻す
そして最後は、また鞘袋へと戻していきます。
鞘袋の紐の結び方は決まっています。
不器用な私は1回練習しただけでは、美しく鞘袋に仕舞うことが難しかったです。
そんなこんなで第1回目刀抜き差し練習は終了。
まずは鞘袋に仕舞うところから練習していきたいと思います。
「千里の道も一歩から」を感じた、とある日の夕方でした。
それでは、また次回!