『刀装具の世界~目貫編』

こんにちは。
青山不動スタッフでございます。
本日は『刀装具の世界~目貫編』と題しまして、語っていきたいと思います。
突然ですが、目貫(めぬき)って見たことはないけれど、なんだかどこかで聞いたことがあるなぁって方、いらっしゃいますか?
手を挙げてくださった、そこの方。
それはもしかしたら、めぬき通りという言葉から目貫を聞いたのではないでしょうか?
(この先の流れ上、そうであってほしい)
そう、本日のテーマ“目貫”は、めぬき通りの語源となったものなのですが、本日はその由来を探るべく、詳しく見ていきましょう。
(由来がどこにあるのか、答えを探しながら見ていってくださいね!)
目貫の位置はどこ?
さて、問題です。
目貫とは拵のどこに付いているでしょうか。
正解は、柄の真ん中辺り、表裏両側についています。
基本的には表裏同じ位置ではなく、表は鐔の近く、裏は柄頭の近くについていますが、色々例外もあるようです。(いつものごとく例外はつきものです)
目貫の役割
続いて、刀装具には役割があるのですが、目貫はどういった役割を担っているのでしょうか。
刀の茎には穴が開けられており、柄と刀の穴に目貫を通すことで、刀が柄から抜け出ることを防ぐ役割を持っているようです。
もともとは目釘としての役割が高かった目貫ですが、時代とともに、装飾的となり、様々な意匠を凝らした目貫が作られるようになりました。
将軍家お抱えの金工、後藤家が彫ったものを家彫、後藤家以外の金工や、その彫った作品を町彫と呼ぶのだそう。
(家彫り、町彫りについては後々詳しく深堀していきます!)
目貫という名前の由来
話が逸れましたが、由来がなんとなく見えてきたのではないでしょうか。
それでは、答えをどうぞ!
A. 柄の中心についており目立つことから。
如何でしたでしょうか?
正解した方には、めぬkingの称号を差し上げます。(たぶんいらない)
それでは、次回まで!