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【刀剣、鎧、兜、小道具】青山不動

2021/12/19

『冬場の白鞘について』

刀の抜き差し

こんにちは!青山不動スタッフでございます。
今回は冬場の白鞘の取り扱いについてお話させて頂きたいと思います。
 
寒い時期に入り、弊社で保管している刀を白鞘に納めようとすると、鞘と柄の間に隙間が空いてきっちり最後まで入っていきませんでした。
取り扱いが悪かったのかと店主に相談すると、湿気が少ない冬季は鞘が締まって刀身が最後まで入っていかなくなるとのことでした。
無理に力を入れて最後まで刀身を押し込もうとすると鞘が割れてしまうので、自然の力で止まるところまで刀身を納めればそれで良いのだそうです。
 
白鞘は朴の木で作られています。朴の木は刀身を傷めないよう適度に柔らかく、防湿性が高く樹脂分が少ないため刀身の保管に優れていて、古い時代から日本刀を保管する鞘として用いられてきたようです。
 
冬場は乾燥して締まりますが、湿気の多い夏場は逆に湿気を吸い弛くなって刀身が抜け易くなるそうです。
刀身がきっちり納まるように鞘を冬場に削って調整してしまうと、梅雨の時期にはスカスカになって鞘走ってしまう(鞘から刀身が抜け落ちてしまう)ことになるようです。
想像しただけで恐いですね!
 
冬はきつい鞘に無理に刀身を押し込んで、白鞘を傷めないように充分気を付けたいと思います!
よくご存じの方も多いと思いますが、特に日本刀を所有して間もない方は参考にして頂けると幸いです。
 
さて、今回の記事はここまでとなります。読んでいただきありがとうございました!
 
また次回お会いいたしましょう!