
刀 銘 肥後國住赤松太郎兼幸作/平成二十八年八月吉日
650,000円(税込)
商品説明
赤松太郎一門は熊本八代の刀匠一家で、木村兼定刀匠(刀匠名兼嗣)を筆頭に親族で活躍しておられます。
兼幸刀匠は兼嗣刀匠の次男で、平成十五年兼嗣刀匠に入門した気鋭の刀匠です。
この刀は幕末の名工源清麿を写したものです。
南北朝期の長巻直しを範に取った大鋒の豪壮な体配で、源清麿は武器講時代にこの姿のものを好んで製作しています。
身幅広く重ね厚く、先反りついて、鋒から中程まで鎬をとった鵜の首造りの刀姿はまことに迫力があります。
地鉄は地沸付き板目が詰んで地景よく入り、焼きの高い互の目丁子の刃文は匂い深く、金線交え、匂足がしきりに入り、刃縁は締まって明るく冴えています。焼きの深い帽子は乱れ込んで先が地蔵ごころとなり深く返っています。
筋交鑢がかけられた茎には謹直な字体で「肥後国住赤松太郎兼幸作」と切ってあり、裏には平成二十八年の年紀が切ってあります。
赤松太郎一門の次代を担う兼幸刀匠渾身の力作です。
詳細データ
- 製作年
- 2016
- 登録年 / 県
- 平成28年熊本県
- 刃長
- 71.8 センチ (二尺三寸七分)
- 反り
- 1.9 センチ (六分二厘半)
- 元幅
- 3.7 センチ
- 先幅
- 3.3 センチ
- 棟重ね
- 0.80 センチ
- 鎬重ね
- 0.82 センチ
- 鎺
- 銀無垢一重鎺
- 鞘
- 白鞘入